スペクトラムとはどういう症状なのか?

スペクトラムとはどういう症状なのか?

 

スペクトラム(SPECTRUM)とは、連続体や分布範囲という意味を持っています。

 

物理学や数学でも使われることが多いのですが、いちばんなじみ深いのは「自閉症スペクトラム」という言葉かもしれませんね。

 

単に自閉症と呼ばれることも多いですが、正式には自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)といい、最近ではASDともいわれています。
コミュニケーションがとれず対人関係が維持できない・興味や関心が限定される・特定の行動を繰り返すという特徴があり、多くは2歳までの幼児期に発見されますが、知的能力が高かったり社会へ適応しようという努力が本人にみられる場合は表面化せずに、変わった人という認識をされたまま過ごしている場合もあります。

 

 

もともとこれらの症状は、早期幼児自閉症・小児自閉症・アスペルガー障害などいくつもの発達障害に分けられていました。

 

これらは重複して起こったり、年齢などによってあらわれる症状が変化したりというようにきっちりとした境界線がなかったため、連続体という意味を持つ自閉症スペクトラムとしてひとつの診断名に統合されたのです。

 

自閉症スペクトラムのいちばん大きな症状が、コミュニケーションをはじめとする対人関係に関する問題です。

 

 

他人といっさい目を合わせないことが多く、まわりの人の行動と自分の行動を合わせることができません。冗談やたとえ話をそのまま受け取ってしまってトラブルになることも。

 

あれ・それ・あの人など代名詞を使われると、何を指しているのかわからずに混乱したりもします。
一方で、難しい言葉や難解な言い回しを会話に取り入れたがり、それもコミュニケーションのさまたげとなるようです。

 

また、行動や興味対象への反復も自閉症スペクトラムの特徴的な症状であり、自分で決めた行動の順序や道順などを決してくずしません。食べ物も特定のものだけを口にするなどこだわりが強く、たとえどんな小さなものであってもそれらの変化には大きな苦痛を感じるようです。
行動だけでなく、考え方も自分が思うことだけに固執するため、まわりと合わせた柔軟な考え方ができにくい傾向にあります。

 

そして、自閉症スペクトラムには感覚のかたよりもみられます。
聴覚が鋭いため大きな音が苦手だったり、触角が敏感で洋服の素材にこだわり同じ服をずっと着続けるといった感覚過敏である場合とそれとは逆の感覚鈍麻である場合があります。

 

⇒ネット塾おすすめランキングに戻る